特別な恋の授業~先生とあたし~


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目の前に白い病室のドア。


その横に、直人と名前が書かれたプレート。


「ハル、先生はまだ意識が戻ってないの。ハルが起こしてあげな。」

「うん。」


あたしは、病室のドアに手をかけた。


勇気を出さなきゃ。


一瞬、あの夢がよぎった。


大丈夫、大丈夫。


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