特別な恋の授業~先生とあたし~


「お前、今何時だと思ってるんだよ。」

「えっ?」


腕時計を見ると、8時を過ぎていた。


そんなに勉強したのかと実感する。


先生と二人で勉強していた時間が、とても短く思えた。


「ありがとう。」

「いいから、帰るぞ。」

「うん。」


あたしは翔太と並んで歩き始めた。


< 32 / 302 >

この作品をシェア

pagetop