不器用な君と不機嫌な私
アンカーを任されていたけど
余裕で一位。
今まで一位以外取ったことないんだけどね
ちょっとセコかったかもしれないけど
「おめでとーございまーす
仲本京介くーん」
「あ、」
「おつかれ」
藤原さんがテントの下で待っていた。
どんな顔をしたらいいのか
わからなくて
目をそらした。
俺、相当恥ずかしいことしたんだよ
「ね、どうしたらいいの? 」
「なにが」
「なにがって、ア ド レ ス」