不器用な君と不機嫌な私
でも、どうやって泣くんだったのか
思い出せない
いつも、無意識のうちに
涙が溢れてくるから
でも、わかんない
悲しすぎて、
自分の思いが
届いて欲しい場所が
あまり遠すぎて
好きになったのが
間違いだったの?
先生だからとか、生徒だからとか
そんなの考えたって仕方なかったんだ
最初から
先生の気持ちが誰かに向けられることなんて
なかったんだから
それじゃあ私、無駄だったの?
初めから叶わない恋してたの?
気が付くのが遅すぎたんだ
先生の郁への思いを
受け入れるチャンスは何度もあったのに
私が見て見ぬふりなんてしたから
諦めたいよ、諦めたいのに
先生の笑顔が頭から
離れないよ
「藤原さん、」