不器用な君と不機嫌な私
「うっわ、汚すぎ…
誰?ここに荷物こんな詰め込んだの」
「どうせ柳瀬たちじゃない、
うわ、ほこりっぽいな」
なにが気ぃ使ってるだよ、
こんな暗くて汚い場所に長く居たいと思わない。
そう思って早く出ようと思ったら
嫌な音がした。
「藤原さん!?」
「あははは、ちょっと痛い、かも」
「なに笑ってんだよ、」
模造紙を引っ張り出そうとしたときに、その山が崩れてしまったようだった
幸い、なにか重いものが落ちてきたわけではなかったから
怪我はないようだった
「あー、びっくりした」
「それ俺の台詞でもあるから、立てる?」