不器用な君と不機嫌な私
*初夏の風が吹く
もともとは、広瀬先生が困ってるからという理由で
立候補したはずの学級委員。


まさか仲本と一緒にやるなんて思ってもみなかった。


そんなことがあってから一ヶ月。


ようやくクラスの雰囲気にも慣れて、楽しい学校生活を送っている


わけもなかった


だいたいこの雰囲気に慣れたらダメなような気もするし


だって、クラスの女子とは
まだ解決していなかった


郁がいたから
孤立することはなかったけれど


やっぱり人数的にも不利だった


あっちは五六人いるわけだし


でも、悪いのは私だし
謝ったほうがいいともおもうんだけど

なかなかそんなタイミングも見つからなかった。


いつまで続くんだろ、この微妙な関係。


ガキじゃあるまいし、って

私がガキなのか。

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