不器用な君と不機嫌な私
「インプットって…

でもどうしてですか?」





「え、覚えてねえの?
先生が困ってるから
っていってくれたよな」


「あ、学級委員の!」


「そうそう!
俺さー、あんときマジで泣くと思ったかんな!」


「もー、大げさですよ」



「いやほんと!
だって俺、まず生徒に
先生って呼ばれること自体珍しいからさ?

先生とか言われっと
なんか嬉しいけど恥ずかしいんだよなー。

やべーよな、いい加減慣れねえと。

でも先生扱いされてねえからなあ…」


「でもそれって、みんなが先生のこと好きな証拠だと思います。」


「え、まじ?」


「なんていうか、先生っていうより
お兄ちゃんってイメージ…とか」


「兄ちゃんか!それいいな!」


本当に嬉しそうに笑う


でも先生だけじゃない


私もつられて笑ってる


あぁ、そうだ




この気持ちの名前を



私は知ってる





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