小さな短い恋物語
「翔花さん、甘味所いきません?」
沖田は楽しそうに翔花に聞く。
「……今、飯を作っているのが分からないか…?」
そんな沖田と正反対に、とても不愉快そうに返事をする翔花。
「分かるに決まってるじゃないですか♪」
「ではなぜ今そんな質問をする?」
「決まってるじゃないですか。
…嫌がらせです♪」
ダンッ
と、まな板に包丁を叩きつけた音が聞こえたと思った瞬間、
翔花は振り向き沖田の胸ぐらを掴んでいた。