broken、robot。
「留亜?」

『ん、なあに?』

「私の気持ち、いつから知ってたの?」

『昨日、かな。
でもずっと気づいてないふりしてた。沙恵、意地っ張りだから。』

「じゃあなんでさっき…」

『だって、沙恵が素直に気持ち言ってくれて伝わってきたの。』

「なにが?」

『もう、気づいてもいいって。

気づかないふりなんて
しなくていいって、

沙恵が言ってるような気がしたんだ。』


「そっか。」

『うん!』

「留亜…?」

『何?』

「改めて、好きだよ。」

『へっ…////
うわっ…超照れる///』

「可愛いなあ。
私まで照れちゃうよ…///」

『沙恵のが可愛い!!』

「何よ~、留亜のがふふっ…」

『幸せだなあ、俺…。』

「留亜は?私のこと…。」

『何言ってんのっ!決まってんでしょ!』

「じゃあ、スキと、反対のことしてよ。」

『え、やだよ。
やっと両想いになれたのに。』

反対を、嫌いだと思ったらしい。
違うのに。


「…好きの反対はキスでしょ?」

『あ、そういうこと!

…って、えぇぇぇっ!?///

は、はずいぃ~/////』


「嫌なの…?」

わざと聞く。

『んなわけっ…!

じゃ、め、めめめめめ、目ぇ、瞑って?///』

緊張しすぎでしょ。笑

「はあーい。」

素直に目を瞑る。

すると

“ちゅっ…”

リップ音とともに唇が離れる。

短い、けど愛のある

キス。

目を開けると

『はい!///

これでいいんでしょ!///

伝わった?俺の気持ち…///』

「ちゃんと留亜の気持ち、伝わりましたっ!」

『じゃ、駅行こう♪///』


留亜と私は両想い。

でも、私は知らなかった。

留亜の体に何が起きているのかを…
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