broken、robot。
「起きて下さい!」

ガチャンッ…

変な音がした。


「だ、大丈夫ですか。

救急車、呼びましょうか!?」


『君は誰…?』

喋った。
ナンパ…?

「そ、そんな事より!

怪我とかないみたいですけど、

こんなとこで…
何やってるんですか!?」


勢いづいて言うと、

『そ、そんな事より!

怪我とかないみたいですけど、

こんなとこで…
何やってるんですか!?さん?

じゃあ、今日からよろしくね!』


「んなっ…
何言ってんですか!

ふざけないで下さ!
きゃっ!」

その人は、突然私に寄りかかってきた。

「やっ、めて下さいっ!」

そう言って突き放した。
すると彼は、寂しそうな顔をする。

『だめ…?』


私は彼にくぎづけになった。

…そう、彼は私のタイプまんま。

今日、お葬式で
最後に挨拶をした彼に、

あまりにもそっくりで…


「佑夜(ユウヤ)…」

無意識で

涙と共に、そう呟いていた。
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