broken、robot。
終わった。

なんにもない、元の倉庫部屋に戻る。

いい、別に。

構わない。


留亜はもう、来ない気がしていた。

だから、もぅ…


「そうだっ!」

私は、チャットをやりに行くために部屋へ戻った。


パソコンがウィーンという音を発している。
起動しているサイン。


ーーー*エイプリルフール*ーーー

あ、あった…
ここの管理人がエイプリルフールにこのチャットをたてたために、この名前だそうだ。


ーーー留亜さん入室。


【留亜さん 12件のメール】


うわ…結構きてるな。

やめたの突然だったしね、仕方ない。とりあえず、タイトルだけ見てみますか。


1.《最近来ないね?》

2.《友達でいてくださいね?》

3.《なんかありましたん?》

.
.
.
みたいな内容がズラーと並んでいた。


でも、目を止めた。

新着!12.《未来より。》



…普通の人なら、迷惑メールと思って一番目の止まらないものなんだと思う。

けど。
今の私は正直、普通じゃない。


…カチッ

おしてしまった。


ほら、迷惑メール。

《あなたの未来、お見通し!》

知らないよ、そんなの…



ばか、みたい。

涙、出なくなっちゃった。


泣きすぎたかな?

でも…


涙って枯れないんでしょ?


じゃあ、なんで…


涙が出ないの?



すっごくバカバカしいのに




…笑え、ないの……?
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