broken、robot。
「ただいま~」
「おかえり。ほら、今日は沙恵が好きなグラタンだからね。」
「そうなんだ。」
「…あ、そうそう。あんた宛に手紙来てたわよ。」
「誰から?」
「うーん、未来ちゃんって子からだったかな。」
「未来ちゃん?」
私が怪訝な顔をすると
「え、でも未来って書いてあったわよ。」
そんな友達いたっけ。
未来、ちゃん…?
未来!!
「ちょ、お母さん!
それどこ?!」
「何焦ってんのよ。ほら、これよこれ。」
のんきな母のてから手紙を奪う。
それは、白い封筒に入っていた。
《和泉 沙恵 様》
明日、留亜30800をあの場所に戻します。
留亜30800は
カタコトで話していたはず
なのですが、
リセット時から、正常な話し方になっていました。
きっとそれは、沙恵様のおかげだと我々は感じております。
ありがとうございました。
留亜30800
には、できる限り今までのデータをいれておきました。
あなたのことをちゃんと認識すると思います。
落ちこぼれロボットではなくなった、留亜30800をどうかよろしくお願いいたします。
《未来》
その便箋の他に、あともう一枚封筒に入っていた。
「おかえり。ほら、今日は沙恵が好きなグラタンだからね。」
「そうなんだ。」
「…あ、そうそう。あんた宛に手紙来てたわよ。」
「誰から?」
「うーん、未来ちゃんって子からだったかな。」
「未来ちゃん?」
私が怪訝な顔をすると
「え、でも未来って書いてあったわよ。」
そんな友達いたっけ。
未来、ちゃん…?
未来!!
「ちょ、お母さん!
それどこ?!」
「何焦ってんのよ。ほら、これよこれ。」
のんきな母のてから手紙を奪う。
それは、白い封筒に入っていた。
《和泉 沙恵 様》
明日、留亜30800をあの場所に戻します。
留亜30800は
カタコトで話していたはず
なのですが、
リセット時から、正常な話し方になっていました。
きっとそれは、沙恵様のおかげだと我々は感じております。
ありがとうございました。
留亜30800
には、できる限り今までのデータをいれておきました。
あなたのことをちゃんと認識すると思います。
落ちこぼれロボットではなくなった、留亜30800をどうかよろしくお願いいたします。
《未来》
その便箋の他に、あともう一枚封筒に入っていた。