君と私の物語 【短編集】

テスト3

----キーンコーンカーンコーン

「ハイ、じゃぁ問題用紙を後ろから.....」

やっと...

やっと...

「おーわーっったぁぁぁ!!」

やっとテストが終わった!!

疲れたー!

久々にこんな脳を使ったよ...

というか

雅が静かだけど...

「って、ええ!?」

雅...?

雅がぁぁぁぁ!

「ちょ!雅!どうしたの!?」

雅は机の上につっぷした状態で

顔は異常なほどに真っ白

あ、口から魂が出ていってる...

ハハハ、魂が幸せそうな顔してる...

「ってそんな場合じゃない!

 まさぁー!死ぬな!死ぬんじゃない!」

「実夜...

 俺は...もうダメだ...

 後の事は...任せた...ぞ...」

「まさぁぁぁ!

 ...ハイ、その話は終わり。

 さっさと帰ろ」

「お前相変わらず冷たいな。」

「ハイハイ」

「なぁ!

 せっかくテスト終わったんだし

 どっかで打ち上げみたいなのしようぜ!」

「いいけど...

 甘いモノが食べたい!」

「んじゃぁ

 最近出来たっていうファミレスの

 巨大ジャンボパフェ食べに行こうぜ!」

「絶対食べきれないって...

 いつものあのファミレスでいいじゃん」

「パフェ食いてぇ...」

「んじゃ行くよー」


*****テスト3*****


(テストどうだった?)

(この俺を誰だと思っている!)

((飯田雅))

(はナシだからな)

(チッ。)

(え!?今舌打ちしたよね!

 それだけで舌打ち!?)

(うるさいよー)


2011/09/27
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