【完】チーズ男とあたりめ女
守さんがリタイア寸前になった時、キャンピングカーの扉が開いた。

黄金の光が見えたと思うほど、セクシーなオーラを背負った悠さんの登場。



「カッコいい…っ」



林檎飴より、ヨダレが出そうだ。



「藍色か…思ったより、似合わないね」



蘭の言葉に、興奮してた自分が恥ずかしい。

隣に来た悠さんの手を、ぎこちなく握り、4人で商店街へ足を踏み入れた。



「海、お面あるけど」



「…いらないですね」



私を何歳だと思ってるんだか。

使い道のないお面を、欲しがる歳ではない。

でも、ミニーちゃんのお面に、懐かしく振り返ってしまった。(笑)
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