【完】チーズ男とあたりめ女
「実際に嗅いでみて、お相手に似合う香りを探してみて下さい。新作でも良いと思いますが、やっぱり似合う似合わないが、匂いにもありますから」
私は“ふむふむ”と頷きながら、試供用の紙に香水を吹き掛け、匂いを嗅いだ。
「8番かな…」
1番と迷ったけど、なんだか1番は甘過ぎる気がしたんだ。
「お相手様、クールな方なんですか?」
「どうしてわかるんですか!?」
「私もコレを、片想いしてる人にプレゼントするですよ。で、その人もクールなんです」
驚いた私に、店員さんはクスッと笑い、8番の現品を出してくれた。
ラッピングして貰い、サングラスと同じ紙袋に入れれば、満足感でいっぱいになる。
私は“ふむふむ”と頷きながら、試供用の紙に香水を吹き掛け、匂いを嗅いだ。
「8番かな…」
1番と迷ったけど、なんだか1番は甘過ぎる気がしたんだ。
「お相手様、クールな方なんですか?」
「どうしてわかるんですか!?」
「私もコレを、片想いしてる人にプレゼントするですよ。で、その人もクールなんです」
驚いた私に、店員さんはクスッと笑い、8番の現品を出してくれた。
ラッピングして貰い、サングラスと同じ紙袋に入れれば、満足感でいっぱいになる。