【完】チーズ男とあたりめ女
「いやいや、俺を信じてよ!」



「“遊園地”…」



「あれは……カクカクシカジカでさ…;;」



…やっぱり信じない!

私は目を逸らした翔さんを睨んだ。



「今日、最高なおもてなしをしますので、楽しんで帰って下さい」



悠さんは頭を下げると、翔さんにマイクを返した。

悠さんが隣に立った瞬間、目の前が一瞬、眩しくなる。



「やーん!美男美女だね!」



…“やーん!”て;;

呆れる私と悠さんの前に、デジカメを構えた蘭。

全員がドン引きしてる。



「海ー?はる兄にこれあげないのー?(笑)」



「何で開けてるの!!;;」



蘭はそんな事も気にせずに、私が用意したサングラスを掲げた。
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