【完】チーズ男とあたりめ女
「眉間にシワが…(笑)」



煙草を銜えた悠さんの眉間に触れると、更にグッと寄せる。

私はこっちをジーッと見てるジュンさんに、申し訳なさを感じながら、さくらのロックを頼んだ。



「ちなみに…あたりめは?;;」



「ありますよ!翔さんの指示で、ご用意してた分があります!!」



「何を興奮してんだ;;」



翔さんがジュンさんに突っ込みながら、今にも眠りそうな蘭を揺すって起こしてる。



「海はね…」



「蘭!寝るな!;;」



「私はね…」



…大丈夫なんだろうか;;

私はさくらの水割りのグラスを受け取りながら、蘭から悠さんに視線を移した。
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