【完】チーズ男とあたりめ女
「悠です。ご談笑中、失礼致します」



「いやー、悠君。久々だね」



「ご無沙汰しています、白鳥様。
今日はお越し頂き、ありがとうございます。ご紹介します。
現在、お付き合いをしてる…」



「佐藤海――…」



悠が私の紹介をするんだと思ってた。

けど、後ろから聞き覚えのある声がした。

4人で一斉に振り返れば、どこからか戻って来た姫李が立って居た。

含み笑いを見せた姫李は、私の前に立った。



「どうして、隠してたの?悠様との事」



「…言ったとして、何も変わらない…」



鋭く見て来る姫李から目を逸らした。

恐怖感が沸き上がる。
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