【完】チーズ男とあたりめ女
ニヤニヤとする聖さんと。

恨みでもあるかのような翔さん。



「翔、何が良いんだぁ?」



「…ペペロンチーノの;;」



「よし。俺もそうするよ」



聖さんは悠の真似をしたかと思えば、翔さんの肩をグイッと自分の方に引き寄せた。

“助けて”と言わんばかりの目をした翔さんから、私たち4人は目を逸らす。



「明太子とカルボナーラ、半分ずつしないか?」



私が食べたいモノをわかってたように、セレクトして提案して来た悠。

「うん!」と頷き、注文を訊きに来た店員さんにメニューを渡す。

それぞれの彼氏が注文を済ませると、店員さんと入れ替わりに、ソムリエの人が来た。
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