【完】チーズ男とあたりめ女
そんな私に、聖さんは手を叩きながら爆笑。



「壊れた猿みたい…」



ボソッと漏らし、届いたソルティードッグを一口、呑む。



「猿ティードッグ」



「―――ぶっ!;;」



聖さんの仕返しが来た。

吹き出しそうになり、口から顎に垂れた分を手拭きで拭う。



「聖…お前、黙れよ?」



「こわっ;;」



悠に注意された聖さんは、本当にビビったのか、冷や汗をかいてる。



「聖君はいつまで経っても、はる兄に勝てないよね!」



「元カノの少なさなら勝つぞ」



「それ、自慢になってないっすよね?;;」



聖さんは「そこのカップル黙れ!」と、動揺しながらも、蘭と守さんを指差して睨む。
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