【完】チーズ男とあたりめ女
・脅されて蝕まれた心
「ふぅ…美味しかった」
悠と半分ずつして、明太子パスタと、カルボナーラを食べ終え、私は満足感に浸る。
蘭は海の幸パスタと、トマトパスタを食べ分け合ったようだ。
正面の2人は、水を飲み、口臭を確かめてガムを噛む。
「これからどうする?どっかで飲み直すか?」
聖さんからまたまた提案。
4人が頷く中、私は首を振った。
「私は帰ります。明日も学校だですから」
「そこはサボりで。よし!行こう」
「は?え?」
聖さんは私の発言を流した。
しかも、みんなは立ち上がってるし。
…ま、いっか!
私は開き直って、席を立った。