【完】チーズ男とあたりめ女

・脅されて蝕まれた心




「ふぅ…美味しかった」



悠と半分ずつして、明太子パスタと、カルボナーラを食べ終え、私は満足感に浸る。

蘭は海の幸パスタと、トマトパスタを食べ分け合ったようだ。

正面の2人は、水を飲み、口臭を確かめてガムを噛む。



「これからどうする?どっかで飲み直すか?」



聖さんからまたまた提案。

4人が頷く中、私は首を振った。



「私は帰ります。明日も学校だですから」



「そこはサボりで。よし!行こう」



「は?え?」



聖さんは私の発言を流した。

しかも、みんなは立ち上がってるし。

…ま、いっか!

私は開き直って、席を立った。
< 189 / 504 >

この作品をシェア

pagetop