【完】チーズ男とあたりめ女
「何でここがわかったんだよ!」



「何年、幼なじみしてんだよ!」



「それもそうだな。
海ちゃん。こいつは竜太郎の彼女の朋菜ートモナー。幼なじみでもある」



「こいつって何よ?また彼女、変えたの?」



「馬鹿か!海ちゃんは悠さんの彼女」



「悠さんの?美人…」



「いやいや…;;」



…美人じゃない。

それに、彼女でもない。



「あ、竜太郎に言われて着替え持って来たよ」



「ありがとうございます」



朋菜さんが、ブランドショップの紙袋に入ったワンピースを貸してくれた。

私が頭を下げて受け取ると、ジーッと見つめられた。
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