【完】チーズ男とあたりめ女
「…あのさ?」



2・3秒、沈黙になった瞬間、翔さんが私に話し掛けて来た。



「はい…」



「ゆっちんは、俺の事が好きだったりする?」



返事をした私に、翔さんは耳打ちをして来た。

「好きだよね?」と、付け足した翔さんに、何故か私が恥ずかしくなってしまった。



「はいっ;;」



悠が私たちを怪しそうに見て来る為、耳打ちで、翔さんがゆっちんの気持ちに気付いてる事を教えた。



「じゃあ、何で海が照れるんだよ」



「わ、わからない!;;」



耳元で“好き”なんて呟かれたら、自分にじゃなくても、照れちゃうのかな?
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