【完】チーズ男とあたりめ女
「智は私を子供扱いしますもーんっ」



「それも愛情ぉ!」



「智は、大人な女性が好きなんです!私じゃ力不足!けど悠は、私を受け止めてくれたんですっ!」



互いにプクーッとして睨み合うと、智が口を開いた。



「俺が力不足なんだから、朋菜は座れ」



「でもぉ…」



「俺は今でも、恋が怖いんだ。
けど、海みたいなヤツで。でも真面目な部分があるヤツなら、付き合える」



…ん?

ん゛ー?



「私が不真面目とでも言いたいの?」



聞き捨てならない。

私はちゃんと、勉強はしてる。
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