【完】チーズ男とあたりめ女
お祖母ちゃんの技を盗み見しながら、ご飯を作り、5人で笑って食べる。

お昼まで居た悠が隣に居ない。

隣で寝てた悠が居ない。

だけど、父親が笑ってる事が救いになった。

散歩したり、お母さんのお墓に行ったり、充実した日々が続いてる。

寝る前に交わす悠や蘭とのメールは、日記のようだ。

何をしたか。

何を話したか。

けど、父親が元気に笑ってる事を知ると、自分の事のように喜んでくれた。

たまに来る翔さんや智からのメールは、笑わせてくれた。

腹躍りとか。

おじさん臭い事をしてる姿の写メとか。

みんなに支えられて、私と父親の
生活が、あっという間に1ヶ月、
2ヶ月と過ぎていた――…。



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