【完】チーズ男とあたりめ女
「母が愛した父。父を愛した母。
私は2人をちゃんと、愛せてたのか、わかりません。1年と短い中で、失ってしまいました…」



お父さんは、寂しかったのかな。

お母さんに、会いたくなるほど。

だとしたら、私が父親の強がりに、気付いてあげられなかったせいだ。



「親不孝な娘だった…。ダメな娘
でした。でも、私は…両親が本当に本当に大好きでした…」



失ってから、気持ちは増して行くんだ。

失ってから、後悔が募るんだ。

何も出来なかった。

異変に気付いてあげられなかった。

愚かな娘を愛してくれて、ありがとう。
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