【完】チーズ男とあたりめ女
「その顔は…覚えてないな?;;」



「ごめんなさい…;;」



恐縮する私に、翔さんの友達は笑いながら、「中塚ーナカツカー」と言った。



「中塚……中塚病院の…?」



「よくわかったね」



…またお金持ち!;;

金持ちには金持ちしか寄らないのかー!!;;



「何を唸ってたの?」



「あ…今晩は鍋にしようと思ったんですけど、蘭は豆乳で問題なくても、悠がですね…;;」



「あぁ、それで」



中塚さんは、ちゃんこ鍋の基を指差した。



「2人はこれで良いと思うけど。
何か前に、横綱たちとちゃんこ鍋を食って、“美味しかった”って自慢してた」



…横綱たちとちゃんこ!?;;
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