【完】チーズ男とあたりめ女
「…何がしたいんだ」



痺れを切らした悠に訊ねられ、私は紅潮しながら答えた。

これでもかという位、顔が熱い。

湯気が出てないか、自分でも馬鹿だと思うほどに心配になる。



「大丈夫だろ」



「大丈夫じゃない…私が大丈夫じゃない…」



…わからないかな?

この気持ちが!!

明日の朝刊は、私を貶す記事は書かれないだろうか。

私の評価は、これからの悠にも、影響を来すかも知れない。

…あ゛ー!!

数時間前からやり直したい!

じゃないと私は完璧、全国の笑い者だよっ!!




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