【完】チーズ男とあたりめ女
・彼と私はただの姉弟
悠を見送りに出ると、門前に報道陣が居た。
足を止め、追い返そうとしてるお義父さんを見つめてると、記者の1人が私たちに気が付いた。
「出て来たぞ!」
…出て来るわ!;;
全く。
何を言ってるんだか。
またイライラとして来た私は、悠の手をギュッと掴んだ。
「一緒に来るか?」
「行きますとも」
私の怒りを聞きやがれ!
この馬鹿どもが!
絶対に許さない!
この私が許す筈がない!
どんな私か、自分でもわからなかったりしちゃうけど。(笑)
でも、許さないの!!