君に出会った・・・   恋
風とポニーテール
お決まりのポニーテールを風になびかせ、ふわふわとゆれる私の髪。
私は長岡唯(ながおかゆい)。
中1。

でもこの風にはまだ慣れていない・・・。
実は先月にこっちに引っ越してきた。

こっちは田舎、前住んでいた所は都会。
だからまだこの風はなれていないのだ。

都会の方では地味な存在だったけど、田舎だと転校生なので、意外と目立つ。

       『おぉぉぉぉぉぉぉぉい!!唯ぃぃぃぃぃぃぃ!!』

       『幸乃ーーーーーーー!!』
この子は幸乃。一番仲のいい友達。

       『『『唯ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ』』』

そして、ふわり、沙紀子、まつり。
そう、この子たちは友達でグループ。

       『おっはよう!!!』

       『『『『おっはよーーーーー』』』』

今日もいい一日になりそうだなァーーー。
そして5人で教室に入った。

       『『『『『『『『『キャァァァァァァァァァァァ』』』』』』』』』

今日も金きり声が聞こえてきた。
そして沙紀子もその輪の中に入った。

       『やっぱ準は人気だね』

       『うん。また女子がたかってるね・・・』

この男は準。もてもてで1年の半分の女子が準のことを好きらしい。
でも、私はああいう男、大っっっっっ嫌い!!

       『んも~。うるさいし。』

       『ははったしかに。』

しゃべってるとき、準と私の目があった。
そうすると、準はウィンクをした。

うんわ!!!こいつナルシだしっっっ

昼放課・・・─────

私は幸乃に呼び出された。
なんだろな~♪

そして幸乃は・・・

       『私・・・準くんのことが好きなんだ・・・』

えええええええーーーーーー!!!まさか・・・あの幸乃がァァァァァ・・・・

そしてまつり、ふわりも準が好きだと言い出した。
っていうことは・・・

       みんな同じ人を恋してる!?

まっまさかそんな偶然なんてないよね・・・
屋上に風がなびいた。

ポニーテールがなびいている。



そ・・・・・そんな・・・・・・・
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