もう1度出会いたい
私は、懐かしいあの日を思い出してしまったんだ・・。

そうこの日から龍二のことが・・。

頭の中に浮かんだ言葉。

左右に首を振りかき消したんだ。

その日学校に行く気がせずに休んだ。

明莉からのたくさんのメール。

「どうした?」「おーい?」「返事して!」

などのメールも返信する気せずに眠りについた。

ふと目が覚めたのは昼を少し過ぎたときだった。

「ふぁぁぁ」あくびをしながら携帯に目をやる。

明莉からの電話が何回も入ってた。

面倒くさかったけど、ここで無視してたら後がもっと面倒臭いから。

そう思って明莉に電話をかけた。

ワンコールで電話にでだ明莉。相当心配してたんだろう。

最初にメールの返信をしなかったことに後悔した。

「もしもし?明莉?」

『もしもし!?』

「ごめんね?寝てたわぁ」

『もぉ!めっちゃ心配したんよぉ??』

「うん。ごめん。寝すぎたもん」

『うん。もぉいいけどさぁ。午後からくるやろ?』

「ごめん。だるいからサボる。」

『は?こんだけ心配かけといて!?』

「あしたは行くからさー。ねっ?」

『はぃはぃ。わかった。なんかおごってよ?』

「はいはい。了解。明日ねっばいばい」

『ばいばい』




< 15 / 16 >

この作品をシェア

pagetop