もう1度出会いたい
思ったからにはやるしかない。

それが私だから。

「矢吹くん?」そっと聞いてみた。

「ん?何?」低い男らしい声で帰ってくる。

なんかこの声落ち着くなぁ。

そう思いながら「放課後開いてるなら、学校案内するよ?」

「あー助かる。お願い。」「ぅん」

すぐ後ろから明莉が来た。

「矢吹?うちもついてくから」そう言い放った。

「あぁ。お願い。」「うすっ」

明莉は気が強いからなぁ・・。

そして放課後。

明莉は「やっぱいかない」っていって帰っていった。

「てかぁ。矢吹くん眼鏡はずして?」率直に聞いてみた。

「んと龍二でいい。あとなんで?」なんか・・冷たいし。

「んー?見たいから?嫌ならいーけど」冷たく仕返した。

諦めて歩いてたら。後ろから「見ないなら眼鏡付けるけど」

パッっと振り返ったら、うっわ・・。イケメンじゃん。

「あー。これ皆に内緒ね?」そう言われて。

「じゃー。ビン底やめろー」ふざけて眼鏡を取り上げた。

「お前小っさ」そう言って頭をポンポンッって。

ありえねぇ。うちが1番好きな事やったなぁ。

なんやろ・・。

このときから龍二のこと好きだったのかな??

ねぇ知ってる?龍二の癖。

私が1番ん好きな事。

誰にでもするんだね?








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