もう1度出会いたい
「おい。伊吹って言うんやっけ?俺別にあんたに興味ない。だから沙羅とか明莉睨んだりすんのやめろ?餓鬼くせーんだよ」

「矢吹・・・くん?別に睨んでなんかないもん・・ウゥ」

「そんだけで泣くの?それも演技?きたねぇよ?」

そういってこっちへ戻ってくる龍二。

途中「お前さ?なんで伊吹さん泣かしてるわけ?謝れよ」

「は?お前らあいつに興味あんの?俺はあんなやつ嫌いなんよ。俺の目に映るだけで俺自体が拒否るねん。あんなんにだまされてるお前らも餓鬼だな」

そういってこっちへ来た龍二。

「ごめんごめん。正直に言ってきた。」

「・・・ぃ。ありえないよ!そんなんいって相手傷つくんだよ?ちゃんと考えてよ。女の子って、大好きな人にそんなん言われたらすっごい傷つくんだよ?」

私は走り去った。また、過去の自分のこと思い出しちゃった。

「・・・ウゥ。ヒック・・」

「沙・・・羅?」

「ん。・・・明莉?」

「辛かったよなぁ?あのとき、矢吹のこと止めてあげれんで、沙羅遠くに引き離してあげれんでごめんね?」

そういって明莉はそっと私の頭をなでてくれた。




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