激甘学園寮生活~男子校に女子1人派遣!?~
その後私の前に立つヤツと目を合わせると、いつもみたいに興味なさげに教室に入って行った。
後ろ髪を引かれる私に対してぐいぐい引っ張って歩いていく金髪頭。
「ちょっ…と、ど」
ガラガラ゛バシ゛
こ行ってんのよ!!と繋げる間もなく、来たことも入ったこともない空き教室に入れられた。
背中を向けた金髪野郎。
なんでそっちが怒ってんのか意味わかんないし。
まぁ、確かにあんなに強く叩いたのは謝るけどさ。
「ごめん。」
「へっ?」
まさかヤツからそんな言葉が降ってくるとは思わなくて、思わず間抜けな声が出た。