激甘学園寮生活~男子校に女子1人派遣!?~
目が赤いのかな…
だけど…どうして そんなに切ない目で私を見るの?
「麗?」
麗の瞳に訴えかけたけど、答えはくれない。
「俺のせいだよな…」
そう呟いた麗の顔があまりにも悲しそうで、私は首を横に何度も振った。
ほんとは全部話して欲しい。今麗に起こっていることも、私がなんで昨日あんな風にビンタされなきゃいけなかったのかも。
だけど、これ以上問いただせば、目の前のこの金髪頭がどっか遠くに行ってしまいそうで…
私はこれ以上踏み込めないと思った。