激甘学園寮生活~男子校に女子1人派遣!?~
危険な寮へ
「ここが莉緒ちゃんの部屋。」
そう言ってドアを開けた先にはベッドや机、ソファーやバスルームがちゃんと綺麗に揃ってる部屋だった。
さすが私立!!華女学園の寮も綺麗だけど、若干こっちのほうが新しい気がする。
華女学園がお嬢様校であるように愛籠学園もお坊ちゃん校。
だけど今日見たクラスの感じはお坊ちゃんって感じは全くしなかったけど…
「そんで、この部屋の右隣は勇吹で、左隣が俺で、目の前の2つが麗と律。困った事あったらいつでも言って?飛んでくるから。」
「ありがとう。」
親切な楓くんに精一杯の笑顔を向ける。
「なになに~。笑顔もちょ~可愛いんだけど~。」
なんて言って抱きついて来た楓くん。
固まる私は楓くんの肩ごしに勝手にあたしの部屋のソファーに腕を組んで座り、無表情でこっちを見てる金髪男と目が合う。
なんか気まずくて逸らした目の先には勝手にベッドの上に転んでる勇吹くんがいた。