激甘学園寮生活~男子校に女子1人派遣!?~
な…なんかごまかせない雰囲気に…
「好きなんだって。莉緒のこと」
もう1度はっきり聞こえるように耳元でそう言った麗。
こ…れって…告…白?
「今すぐにどうこうって話じゃないから、莉緒はそのまんまでいぃよ。俺もそうする。」
私の頭をポンポンと撫でてニッコリ笑うと、ヤツは私を置いて空き教室から出て行った。
私は閉まるドアを見つめながら、バクバクとうるさい心臓をどうにか落ち着かせていた。