激甘学園寮生活~男子校に女子1人派遣!?~
この人達はどれだけ寝るのが好きなんだ…
金髪男といぃ…無愛想男といぃ…
「んじゃ、俺たちいったん部屋戻るね♪なんかあったらいつでも呼んでね!!」
そう言った楓くんは勇吹くんの頭を一発叩いて無理やり体を起こしている。
「ここで寝んなー!!莉緒ちゃん困るだろっ!!」
めんどくさそうに立ち上がると不機嫌な顔して無愛想男が出て行った。
「お前も!!早く行くぞ!」
ソファーに座ってすっかりリラックスモードの金髪男を引っ張り起こして、2人で部屋を出て行った。
一気に静かになった部屋で呆然と立ちつく私。
「はぁ~~~。片付けでもするか。」
自分の思っていたよりも長いため息が部屋に響いた。
だけど初日だからか凄く疲れた。
はぁ~。初日だから゛じゃなくてこの学校だからか…