激甘学園寮生活~男子校に女子1人派遣!?~
ガチャ
棚に教科書を並べている時、ドアが開く音がした。
楓くんが戻って来たのだろうと振り返りもせず作業を進めた。
それが間違いだった。
どんどん近づいてくる足音。
「かえ…ん゛ー…はなし…っ」
楓くんかと思い振り返ろうとした時、後ろから口を抑えられ、声が出せなくなる。
私を振り返らせて口に紐を巻かれた。
目の前を見ると5人のチャラそうな男たち。
怖い…
怖いってば。お母さん…お父さん…おばあちゃん…おじいちゃん…
あたし…ここで…
「おい。やっぱ女は違うな!!久々なんだよね~ちょ~飢えてたから。」
なんて言ってニヤニヤしてる男
さっき体育館前で会った男とは違う男
なにコイツ…気持ち悪い
眉間にしわを寄せて精一杯睨んでやる。
サイドにいた4人の1人が顔を近づけて不適に笑う。
「可愛い顔して威勢もいぃみたいだしな。」
なんて言って前髪をかき上げてくる。
「ん、ん゛~~!![何してくれてんのよー!]」
声が出ないのをわかってて言って見る。