激甘学園寮生活~男子校に女子1人派遣!?~
長い指があたしの後ろに指を指す。
後ろ…?
ゆっくり振り返った先に君臨していたのは怖~い笑顔の克先生
「んふふ~~」
なんとか笑って乗り切りたい。
「んふふ~~」
私と同じように笑った克先生。
「へへ。」
「へへ。…っじゃねぇよ。おい莉緒…そんなに俺の授業はつまらないか?ん?」
笑顔で見下ろしてくる克先生。
この学校に来て1ヶ月。
この学校にも慣れて、クラス全員を下の名前で呼ぶ先生は自然と私のこともみんなと同じように呼ぶようになった。
「だって…」
眠たいんだから仕方ないじゃんとでも言い訳しようとした私に続きを言わせないように口を開いた克先生。
「だっても…くそもねぇ。寝んなよ。」
目の前に人差し指を向けて念を押してくる。