激甘学園寮生活~男子校に女子1人派遣!?~





「あぁ~~おなが~ずいだぁ~」


学食を食べに食堂にみんなで行くと机にベロンと垂れるようにうつ伏せる莉緒。



「莉緒!後もうちょっとだから頑張ってっ!」



楓が莉緒の両手を引っ張ってフラフラの莉緒を連れて行こうとしてる。



俺はそれを横目で見てさっさと1人で学食を選ぶ。



そこへフラフラとやって来た莉緒。



「なんか…お腹すきすぎてギモチ悪~い。」



そう言ってしゃがみ込む。



「どんだけ食欲旺盛なんだよ。豚女。」



目線を変えずに言ってみたけどあきらかに頬を膨らせて睨んでいるのがわかる。



「仕方ないでしょ…」



唇を尖らしてそう言ってたけど、よく喰う癖に細ぇってどういう造りでできてんだ。この女。


「やっぱお前の体の造りおかしいぞ。」


そう言って買った昼飯を持ってさっさと席に向かった。



後ろからバカ勇吹。って聞こえたけど聞こえなかったことにした。







< 34 / 162 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop