激甘学園寮生活~男子校に女子1人派遣!?~
変態野郎の過去
「んじゃ、またね~。」
「うん。ばいばい。」
手を振りながら部屋に入って行った楓と律を見送って私も部屋に入ろうとドアに手をかけた時
「知りたいか…?麗の過去。」
思わず動きを止めて振り返るとエナメルバックを肩にかけた勇吹の姿
「え?」
「とりあえず部屋入れよ。」
そう言って自分の部屋のドアを開けてあたしに入るように促す。
「あっ…はい。」
中に入るとさすが勇吹の部屋って感じで、生活感がない。
「座れよ。」
「うん。」
エナメルバックを下ろしながら私に話しかけて来た勇吹の言葉通り、ソファーに座った。
勇吹は勉強机用の椅子をこっちに向けて座るとふぅ。と一息ついてから話し始めた。