激甘学園寮生活~男子校に女子1人派遣!?~





「ちょっ…ちょっと!なんで莉緒が泣いてんの!?俺なんかした?」



それに気づいた麗が体を離して顔を覗き込んで来る。



流れる涙を優しく拭ってくれて

「ごめん…私…何もしてあげられくて。」


涙を拭いながらこたえた。


「何言ってんの?抱きしめてくれたじゃん。それだけで十分。」



そう言って頭をポンポンと撫でた。



「ごめん。泣くつもりじゃなかったのに…」



辛いのは麗の方なのに私が泣くなんておかしい。


「俺のための涙だろ?謝んないでよ。」


そう言って笑ってた。


だけど少し元気が出たのかいつもの変態に戻っている気がする








< 52 / 162 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop