怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$
『皆も知っているとおり今妖界では内乱が起こっている
国王軍である我らはなんとしてでも国を守らなければならない
反乱軍をなんとしてでも抑えろ。』
『『はい!!』』
各自の隊長からそのことを伝えられ、俺達は反乱軍を抑えることになった
当時の反乱軍の数はおよそ2万5千。
それに対してバリスはわずか100人。
バリスの戦闘部隊はほとんどが能力者が占めているため、能力を持たない反乱軍には十分な人数だった
俺は竜月鬼を手に入れ、炎竜を操っていたこともあり、その内乱に加わることになった
『藤丸』
『平太……』
名前を呼ばれて振り返ると、平太が不安そうな顔をして俺を見ていた
『大丈夫か?あまり俺はすすめないぞ』
『バリスに入ったなら避けては通れない道だ。
俺は国のために戦う。』
『そうか。』
そう言って平太は俺から離れていった
12歳のガキが国への忠誠心をくそ真面目につくすことが、自分のためになると思っていた。