怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$
出てきた炎竜は曇った空に舞い上がった
その瞬間、青い炎が戦場を包む
『なんだこれは!!』
『一体誰がこれを……!!』
戦場の真ん中に立つ俺は、みんなの慌てる声が全部耳に入ってくる
『藤丸!!』
唯一俺の技を知る平太は、青い炎をかき分けるように、俺に近づく
『お前……その目は!!』
『平太、俺はこんな戦い認めない!!』
『まさか!!』
平太が何かに気づいたのか、空を見上げた
グワアアアア!!
曇天に轟く炎竜の声
俺は刀を空に向けた
『俺がこの戦いを止める!!』
その時、炎竜が刀に向かって突っ込んできた