怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$
「残念だったな、翔」
ニヤニヤと怪しい笑みを浮かべながら近寄ってきたのは、さっきの電話の相手
坂上玲哉、同じクラスで成績トップ。
おまけにイケメンなんだ、これが
ただ、赤黒い髪に耳につけたピアス。
ワイシャツのボタンをだらしなく開けて、ネックレスをつけている
そ、つまり成績トップの不良野郎
「なんで、もっと早く起こしてくれなかったんだよ~」
「俺は一瞬たりとも、お前の親になることも、モーニングコール係になるなんてことも言ってない。」
悪魔と言う言葉がなによりも似合う玲哉
ただこーゆー言い合いは負ける
「それより、包帯うまく巻けてない」
玲哉は俺の左腕を指差した
ドキッ――――
「お、おぉさんきゅ」