怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$
ビリッ
「翔!!」
俺は玲哉の呪符を破いた
途端に根は消え、代わりにレクシアの落ちるバサ、という音が聞こえた
「どういうつもりだ。」
「こいつは俺が倒す……手出すな」
ちっ、と舌打ちをした玲哉はその場から離れた
「言っとくけど、そのレクシア人に取り付くタイプだから。
捕まえとかないと誰かに取り付くかもな」
玲哉の忠告を流した俺は、レクシアに近づいた
「キル……アっ」
「………誰?」
ずっと感じていた違和感
ただのレクシアでないのは感覚でわかった
「俺は……お前をっ、倒す……っ」
俺に手を伸ばすレクシア
だけど届くには距離が離れすぎている
「お前のせいだ……っ。
お前のせいで……お前のせいで、空が…っ、死んだんだっ」
「!!」
………そっか