怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$
「え……?」
今までのキルアからは想像もできないような言葉だった
「キルア……?」
月明かりに光るキルアの白い仮面
そこには確かに筋が入っているのがわかった
もしかして泣いてたの……?
「あ、当たり前でしょっ
捕まえてもいいならあたしは遠慮しないんだから!!」
「うそうそ、じょーだん♪
俺は捕まんないよ
ちょっとからかってみたくなっちゃっただけ」
そう言ってキルアはニコっと笑った
ドキ//////
目尻にかすかに残った涙が無理して笑っているのがわかった
でもなんで今ドキドキしたんだろう……
よくギャップにドキッとするっていうけど、ソレとは明らかに違った
あなたは何を悩んでいるの……?
「じゃ、また会おうねん☆葉月ちゃん」
「え?ちょっ!!ちょっと!!」
あっという間にキルアは夜の街に消えていった