怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$
「まずは印をきざまなければいけない」
「し……るし?」
そう言うと、藤丸は自分の左腕を見せた
「っ!!」
そこには腕いっぱいに刻まれた記号のようなものだった。
「これがエクソシストの証となる。左腕を出せ」
俺は包帯を巻いた腕を差し出した
「悪いな。」
サッ――――
一瞬なにが起きたのかわからなかった。
だけど、床に自分の包帯が落ちていることを確認した
「っ!!」
「この傷は未来を切り開く鍵になる。」
未来を切り開く……鍵……?
「すこし痛むだろうが耐えてくれ。
……汝、エクソシストとなる者、バリス戦闘部隊第2軍隊長藤丸の名の下に、誓いの印をここに刻みたまえ。」
火傷のあとの残る俺の左腕に手をかざした藤丸。
赤い光が藤丸の手からでてくる。
それと同時に激痛が左腕に走った
「う……っ!!ぐっ!!」