怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$


っ!!


どこから出てきたのか、藤丸と同じ紋章が腕からにじみでてきた





きりきりと嫌な痛みが続く


しばらくすると、藤丸の手から出ていた光がだんだんと弱まっていった




「……っく!!……はぁ、はぁ…っ」


「エクソシストの儀式は終わった。
これでお前もバリスの一員だ」



膝をついた俺の肩をだく藤丸。



「そういや……さっき、そのバリスがどーのこーの、いってたな……。

なんだ、ソレ……。」



「バリスは悪魔を祓うため、能力者が集まる機関だ。
俺はそこで隊長をしている。」



隊長か……ずいぶんとエライ立場の人間だな……



「なんで、人間の俺がそのバリスの一員として選ばれたんだ……?」


「お前には何かしらの能力を感じる。

まだ封印された状態だが、並み大抵の力じゃない。


そこで、俺ともう1人……いや、もう1匹がこの世界に配属され、お前の観察役兼護衛に指名された。

こんなことを言うのもあれだが、お前はただの人間とは言いがたい。」







なるほど……

要するにおれは得体のしらねー化け物って事か。



< 27 / 467 >

この作品をシェア

pagetop