怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$
っ!!
どこから出てきたのか、藤丸と同じ紋章が腕からにじみでてきた
きりきりと嫌な痛みが続く
しばらくすると、藤丸の手から出ていた光がだんだんと弱まっていった
「……っく!!……はぁ、はぁ…っ」
「エクソシストの儀式は終わった。
これでお前もバリスの一員だ」
膝をついた俺の肩をだく藤丸。
「そういや……さっき、そのバリスがどーのこーの、いってたな……。
なんだ、ソレ……。」
「バリスは悪魔を祓うため、能力者が集まる機関だ。
俺はそこで隊長をしている。」
隊長か……ずいぶんとエライ立場の人間だな……
「なんで、人間の俺がそのバリスの一員として選ばれたんだ……?」
「お前には何かしらの能力を感じる。
まだ封印された状態だが、並み大抵の力じゃない。
そこで、俺ともう1人……いや、もう1匹がこの世界に配属され、お前の観察役兼護衛に指名された。
こんなことを言うのもあれだが、お前はただの人間とは言いがたい。」
なるほど……
要するにおれは得体のしらねー化け物って事か。